キングファン必読の書。 以下の3作品が収録されています。 「浮かびゆく男」、「ライディング・ザ・ブレット」、「コロラド・キッド」 冒頭の「浮かびゆく男」が個人的にはオススメです。 キングには「痩せゆく男」という作品が有りますが、こちらは体重減少は同じでも、重力からの解放とでもいうべきか。こう書くと、なんだか西尾維新の化物語を思い出す方もいらっしゃるかもしれません。でも、キングです！ラストが美しい。 ぜひ、堪能していただきたい作品。 あとの2作品は既読の方も初めての方も楽しめる作品です。 キング50周年企画、年末のフェアリーテイルが楽しみです。

ピーター・スワンソン最新刊！ 東京創元社によるこのミステリーがすごい!ランキング上位独占狙い出版企画第一弾。 6月がピーター・スワンソン。７月がホリー・ジャクソン。そして９月がアンソニー・ホロヴィッツ！ この創元推理文庫リストを見ただけでミステリファンは買ってしまうにちがいない。 本書は、ひとり、またひとり・・・登場人物が消えていくミステリ定番ネタ。 ですがそこはピーター・スワンソン。 普通じゃありません。最後にどんでん返しあり。 ぜひ一読してみてください!

三津田信三最新作。 舞台は摩館市。と聞いただけでファンならニヤリとすることでしょう。スティーヴンキングならキャッスルロック！的役割を持つ魔都。 そこで起こる少女失踪事件。 クライマックスにかけて登場人物が殺されていきます。犯人は人か、怪異か？ 三津田ならではのホラー＆ミステリワールド全開です。 ただ、中央公論新社だけに幽霊屋敷シリーズを期待していたのは私だけではないと思います。 次こそは、幽霊屋敷をお願いします!

毎年９月頃に登場するミステリランクイン確定のホロヴィッツ新作。 今回も期待通りの作品です。 このミスベストでも上位に入ることが予想されます。犯人が誰でもいいと思ってしまうぐらい被害者の人物像がひどすぎる。こんな隣人はイヤだ！という話。 個人的には、ピエール・ルメートルの「邪悪なる大蛇」スティーヴン・キング「ビリー・サマーズ」をオススメしたいです。

佐藤究「幽玄F」以来、待望の新作。 文庫書き下ろし！ 今回は、アメリカを舞台にしています。 銃社会アメリカ、後を絶たない銃乱射事件。 佐藤究は、如何に迫るか。 腰巻き（帯）には、ヒーロー文字が浮かんでいますが果たして! 佐藤究ですから面白さは確定です。 年末、文庫で手軽にお楽しみください。

はじめて飛鳥部勝則を読むのが『ラミア虐殺』な方はラッキーだと思います。特殊設定のミステリが多いこの頃ですが飛鳥部作品は普通じゃありません! 内容には触れられませんがイッキ読み確実です。 もし、これが気にいったらぜひ他の飛鳥部作品も読んでほしいです。 もっとぶっ飛んた作品があります!

米澤穂信「小市民シリーズ」完結作品。 シリーズ最後となった今回、主人公の小鳩クンに悲劇が・・・。やはり、米澤穂信の古典部シリーズ等学園ミステリは良いです。期待を裏切らない出来で、未読の方はぜひ！ 年末ミステリランキング上位確定なのでミステリファン必読です。

2024年最後に読むホラーとしてオススメです。 角川ホラー文庫最恐アンソロジーのラストに相応しい作品が揃いました。 有栖川有栖、貴志祐介、恩田陸、櫛木理宇、背筋、北沢陶の豪華執筆陣。 全作品書き下ろしなのも嬉しい! ホラー好きな人の1年を締めくくる1冊です。

ファン待望を芦花公園の角川ホラー文庫佐々木るみシリーズ最新作登場！ 「眼下は昏い京王線です」ではラストでちょっと顔出しするだけでしたので欲求不満のみなさんも今作では暴れまわるるみがみられるものと期待してやまないと思います。 とにかく発売日が待ち遠しい!

2025年、このホラーがすごい!第1位『深淵のテレパス』に続くシリーズ第二作。 今作は、ホラーでありながらミステリテイストも強く感じられる仕上がりになっています。 猛暑の合間に涼しい部屋で更にココロとカラダを冷やしたい方にオススメです。