谷山浩子さんのこれほど多くの名曲のピアノ楽譜を入手できる、しかも定価2,100円で購入できるとは、全くの驚きです。特に、大名曲の「窓」が載っているのは感謝の極みです。彼女のような天才がもっと評価されるべきであり、一部のファン、マニアだけに独占しておくべきではないと思っております。下記にこのCONTENTSを記載しておきます。【CONTENTS】 お早うございますの帽子屋さん/夕暮れの街角で/ねこの森には帰れない/風を忘れて/河のほとりに/窓/忘れられた部屋で/あやつり人形/風を追いかけて/カントリーガール/てんぷら☆さんらいず/花を飾って（KAMAKURA）/キャロットスープの唄/鳥は鳥に/ラ・ラ・ルウ/DESERT MOON/風になれ～みどりのために～/MAY/トマトの森/ひとみの永遠/ひとりでお帰り/銀の記憶/風のたてがみ/真昼の光は嘘をつく/DOLLHOUSE/見えない小鳥/地上の星座/LADY DAISY/海の時間/まっくら森の歌/おやすみ/犬を捨てに行く/さよならのかわりに/学びの雨/誕生/よその子/神様/テルーの唄/人生は一本の長い煙草のようなもの/ポプラ・ポプラ。 なお、出版社のケイ・エム・ピーより、是非、西島三重子さんの同様のピアノ・ソロ・アルバムを出版して欲しい。

仏蘭西、ボルドー地方、メドック地区、マルゴー村産。AOCマルゴー・メドック格付第3級。葡萄品種構成はカベルネ55%、メルロー35%、カベルネフラン5%、プティヴェルド5%。ブラーヌ・カントナックとキルヴァンの南側のカントナックにある18ha弱の畑である。WA誌評価90点。1754年にアイルランドの元羊毛商人ジャック・ボイドの購入を起源とし、1806年に婚姻によりジョン・ルイス・ブラウンが所有者となり、その後、1930年代初めに現在の所有者ギュメ家が購入するまで、Ch.マルゴーのかつての所有者ジネステ家が所有しました。ピエール・ギュメが1960年代にボイドを復活させギュメ家の所有するもう一つのCh.プジェに場所を借りてワインが造られています。1997年にリュシアン・ギュメ氏が当主となって以来、2000年以降ペイノー博士の指導の下急速に質を向上させて伝統的なマルゴースタイルのワインを造り出しています。人気コミック『神の雫』に2001年VTが登場して更に有名になりました。色は濃いルビー色。熟成された果実の芳香がする。口に含むと、渋味と酸味が完全に融け合った円やかな味わいである。流石にボルドー格付第3級である。アフターに幽かなフィネスも感じられます。

フランス、ボルドー地方、グラーヴ地区、ペサック・レオニャン村産。葡萄品種構成はカベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー40%。1994VTはワイン・アドヴォケイト91点、ワイン・スペクテーター96点獲得している。 シャトー・パプ・クレマンは、ボルドーで最も古いグラン･クリュの一つである。1299年にこの地所を買い取りった1264年生まれの聖職者ベルトラン・ド・ゴは1401年に法王クレマン五世となった。パプ・クレマンとは「教皇クレマン」の意味です。1937年の雹で大被害を受けたブドウ畑は1939年にこのシャトーを購入したポール・モンターニュによって甦った。現在、運営はベルナール・マグレが担い、多大な情熱とエネルギーを注ぎ込んでいます。1975年以降、質の低下が深刻なものとなったが、1985年ベルナール・プジョルが雇い入れられた結果終わりを告げた。その最初の結果が1986年VTに表れた後は偉大なオーブリオンやラ・ミッション・オーブリオンに肩を並べる程になった。しかしプジョルは1990年代後半に辞しその後任に著名なミシェル・ロランを雇い最高品質のワインを造り出している、とのこと。抜栓は後になりますが大いなる期待を込めて星五つとします。

フランス、ボルドー地方、メドック地区、ムーリス村産。格付はAOCムーリス・第1級クリュ・ブルジョワ・エクセプショネル。葡萄品種構成はカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー40%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド5%。手収穫で50hl/ha、年間平均生産量は10,000本/1ha。 シャトー・プジョーはムーリスを代表するワインです。プジョーの歴史は古く、1544年から始まりこのシャトーと周辺地域は「ラ・サル・ドゥ・プジョー」の名で知られていました。1806年カスタン氏が買収しましたが、1880年に3つに分割されてました。1921年フランソワ・レジェ・テイルが3分の1の「シャトー・プジョー・フィリップ・カスタン」を買収し、1957年その息子ジャン・テイルが残りの部分を全て買収して統合し、一つにまとめました。その後、多くの投資も行われ、ワイン蔵を改良し優れたワインを追及している。ロバート・パーカー氏も『プジョーはボルドーの新しいどんな格付においても、第五級シャトーとしてランクされるのに相応しいワインである』とコメントしています。抜栓は後になりますが取り敢えず仮星4つとしてしておきます。

フランス、ボルドー地方、ポムロール地区産。AOCポムロール・シャトー元詰(バロー家元詰)。葡萄品種構成はメルロー70%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%。 ポムロールの台地にある、5haのごく小さなシャトーで、全生産量わずか2,000ケース余り。しかも両隣は“シャトー・ペトリュス”と“ヴュー・シャトー・セルタン”の間という絶好の立地です。1974 年から、現在の所有者オデット・バロー・バダール夫人と息子のジャン・リュックのバロー家が経営している。ヒュー・ジョンソン氏は★★★トリプルスター評価。ロバート・パーカー氏は4つ星生産者に挙げ92～94点獲得、等々とワイン専門家、専門誌の評価が高い。1976年以降にこのシャトーが実力を発揮し始めた理由として、パーカー氏は「発酵槽をステンレス製のものへ変更したこと」「収果まで可能な限り待機すること」「一ヶ月近い、長期のマセレーション」「オークの新樽を70%使用すること」などを挙げています。熟した果実味と樽の風味が交わったポムロール銘酒の1つ、とのことです。輸入元:ファインズ独占販売。抜栓は数年後になりますが仮評価を星4つとします。

フランス、ボルドー地方、メドック地区、ポイヤック村産。AOCポイヤック格付第5級。葡萄品種構成はカベルネ・ソーヴィニョン70％、メルロ25％、カベルネ・フラン3％、プティ・ヴェルド2％。 パーカー四ツ星生産者で91点、ワインスペクテーター誌89～91点、ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス誌は3B＆Dマークをつけ、2006年について「偉大な品格のあるワインで、疑いもなく、この5年間で最高のワイン」と激賞し、過去最高の17.5/20点。最初ゲスティエ家が所有しており、シャトー名のバタイユ（Batalley）は14世紀に勃発した百年戦争の戦闘（Battle）が現在のシャトーのある場所で展開されたことに由来する。1942年にオー・バタイエとバタイエに分離。1961年にネゴシアンのボリー・マヌー社のカステジャ一族が所有するシャトーとなった。エミール・カスティジャがオーナーとなってからはシャトーの評価は向上し続けている、とのこと。2005年VTは飲みましたが、2004年オー・バタイエよりも美味しかったので、この2006年も楽しみです。抜栓は後になると思いますが仮の星四つとしておきます。

フランス、ブルゴーニュ地方、コートドニュイ地区、モレサンドニ村産。ピノ･ノワール100%。ドメーヌ･ポンソは1872年設立し現在は四代目のローラン・ポンソ氏である。徹底した低収量と新樽不使用で長期熟成させるブルゴーニュを代表する名門生産者である。1977年以降は殺虫剤も使用せず、1988年以降はSO2を最低限しか使用しない自然派です。｢基準に樹齢が満たなければワインの銘柄のランクをあえて落とす｣ほど徹底的に拘わっているとのこと。ワインは非常な凝縮感で色濃く滑らかな喉越しのピュアな仕上がりであり、ローランの代になってよりシルキーさを増してテロワール毎の特徴を如実に体現する艶やかでピノ・ノワールの精髄を十分に感じさせてくれるものになった。1999年VTからは｢温度感知シール｣をボトル後部に貼付し出荷時は白色であるがボトルが一度でも摂氏30℃以上の高温にさらされると濃灰色に変色するシールを搭載し出荷後のケアにも厳格で真摯な姿勢を示している。ポンソは間違いなくブルゴーニュ最上のドメーヌの1つである、と激賞されています。抜栓は後になりますが大いなる期待を込めて仮の星五つとします。

フランス、ブルゴーニュ地方、コートドニュイ地区、モレサンドニ村産。ピノ･ノワール100%。ドメーヌ･ポンソは1872年設立し現在は四代目のローラン・ポンソ氏である。徹底した低収量と新樽不使用で長期熟成させるブルゴーニュを代表する名門生産者である。1977年以降は殺虫剤も使用せず、1988年以降はSO2を最低限しか使用しない自然派です。｢基準に樹齢が満たなければワインの銘柄のランクをあえて落とす｣ほど徹底的に拘わっているとのこと。ワインは非常な凝縮感で色濃く滑らかな喉越しのピュアな仕上がりであり、ローランの代になってよりシルキーさを増してテロワール毎の特徴を如実に体現する艶やかでピノ・ノワールの精髄を十分に感じさせてくれるものになった。1999年VTからは｢温度感知シール｣をボトル後部に貼付し出荷時は白色であるがボトルが一度でも摂氏30℃以上の高温にさらされると濃灰色に変色するシールを搭載し出荷後のケアにも厳格で真摯な姿勢を示している。ポンソは間違いなくブルゴーニュ最上のドメーヌの1つである、と激賞されています。抜栓は後になりますが大いなる期待を込めて仮の星五つとします。

フランス、ブルゴーニュ地方、コート・ド・ニュイ地区、ジェヴレ・シャンベルタン村産。ピノ･ノワール100%。 全盛期のロマネ・コンティを脅かす存在と言わているクロード・デュガは最も偉大な数少ない生産者です。4haほどの小規模なドメーヌであるが何よりもテロワールにかける思いはずば抜けて強く実力はトップクラスである。彼のワインは何よりも香りの高さが圧倒的で素晴しい凝縮度を備えその複雑さやバランスの良さ、余韻の長さは尋常ではなく、並び称されるデュガ･ピィに較べても秀い出ている、とのこと。ネゴシアンのラ･ジブリオットは娘レティシアとクロード･デュガの息子ベルトランが｢ラ・ジブリオット社｣を立ち上げ、先祖代々の伝統を受け継ぎ最高のワイン造りに意欲を燃やしている。リアルワインガイド22号では『デュガの2006年VTはクロード・デュガの新しいスタイルの完成形の元年となったようだ。それは以前の濃厚で凝縮した完成度の高さから、現在の濃厚ではないが力強さとフィネスに溢れた完成度の高さへの移行が成功したからだ』と書かれている。抜栓は後になりますが大いなる期待を込めて仮の星五つとしておきます。

フランス、ボルドー地区、メドック地区、マルゴー村産。メドック公式格付第4級。プリムール価格。葡萄品種構成はカベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロ35%、プティ・ヴェルド7%、カベルネ・フラン3%。シャトー名は、1800年代初めにこのシャトーを所有していた貴族ペギルハムの公爵名からとられていて「テルム」とは“ローマの浴場”という意味です。シャトー・マルキ・ド・テルムは、メドックの格付シャトーにも拘らず、海外や日本での知名度の低いシャトーですが、これは以前はフランス国内の個人顧客向けに販売されるのみで他の国へはほとんど出回っていなかったためとのことです。クラスマン誌は、シャトー・マルゴーに次ぐ名品と賞賛された絶頂期の1990年には色調の深い、肉厚で、素晴らしいブーケを持つワインが造られた、と紹介している。また、ロバート・パーカー氏は、1983年以来、品質は大きく改善され、エレガントさやフィネスよりも肉付きやエキス分、色に頼るスタイルとなっている、と述べて三ツ星生産者に挙げ、88点～90点の評価をしている。仮の評価として星四つとしておきます。