Ｒ社やＴ社もスポーツモデル以外は36mm以下と思っております。これは「機械とケースでこれくらい」という感覚が自然です。以前の36ｍｍ玉もケースサイドのヘアライン仕上げは素敵ですがわざとらしく見える文字盤の灼け具合の再現が？でした。今回の物はシルバー色の文字盤をを選び、自然な顔つきですがごく薄くペパーミントグリーンが入ったシルバーや、室内では気持ち薄くクリーム掛かった色々な表情を見せてくれます。±4sec/24Ｈほどですね。何が気に入ったかと言えばＲ社1601等をご存知の方ならお判りいただける〔文字盤外周の段差（立体仕上げ：素人なので正確な名称が分かりません）と長針の先が少しRをつけてあったりと、とても手の込んだ仕上げで「レトロ感丸出し」です。わざとらしく「精度は置いてもこれで5.5ビートだったら・・」などと考えてしまいます。ブレゲ針のオリエントスターも所持しましたがパワーリザーブがうるさく感じて手放しました。オリエントさんコレ、倍の価格のステイタスが在りますから自信を持って売って下さい！届いてすぐに薄手の黒カーフに交換しました。日々使いのＴ社２本はこれでしばらく寝床行きであります。

弾きやすさ：弾きやすい、音質：良い、作りの良さ：良い

数年前にL-00スタンダードを購入。当時はM社のオープンバックペグに飽きており、グローバーペグの方が多少ペグポストが高い（テンション緩めの音を期待）方を選びましたが軟弱者の自分はあのオールドスタイル＋スリムテーパーのネックのモデルが忘れられず今回、意を決して購入。自身の好みの弦高に調整しショップ説明のザクザクと言うよりサクサクに近いマホらしく乾いた中に丸みと優しさを持った音質になりました。箱出し時点での音も以前のL-00とは全く異なっており、最近のギブソンは本当に気持よく音が抜けてくれますね。古いタイプのマシンヘッドも弦通し穴が上部にあり、穴のエッジで弦が切れることも無くなりましたので個人的に大歓迎です。ネックの加工精度・元起き・バインディング剥がれ等のリスクも少なくM社より信頼して居ります。以前の所有品の中にはトラスロッドが遊んでいたり、ペグが仮止めのまま・ナット接着をし忘れ（ＣＳ製）ていたり「ギブソンあるある」でしたが、何故か笑って済ませられるギブソンの「らしさ」（ＵＳＡ製の証？）も健在。手持ちの中では新人ですが、ずっと傍に置いておきたいギターになりました。

仕事・奉仕活動用に五列ブレスの物と悩んでいる内そちらは売り切れで「どうせならレトロ＋ＭＩＬスペックも面白いかも」と購入。やはり皆さんが書かれているように革ベルトはイマイチです。社外で五列ブレス（敢えてのシングルバックル）を購入し、多少のバリ取りを行って装着。100ｇ弱の重量も選択の決め手となりました。個人的な考えですが昨今「デカくて重ければ高級感」だと思い込んで右へ倣えの国産メーカーの勘違いには残念でなりません。2000年までのＲ社他も所有しますが「品質なりの質感とデザイン」はバランスも含めて秀逸（1601等、旧モデルは特に）です。クォーツに期待するのはそこでは無いと思っています。ですので、自身はプロスペックス/クロノグラフやソーラーダイバーは残念ながら手放しました。しかしながらこのモデルは視認性・電池交換時の防水不安・軽さなど「働く腕時計」として多くの美点があり、これからの季節の活躍に期待しています。

今回、自身の仕事があり高齢の実父の病院での治療に丸一日付き添ってくれた家内へ、数年前から「いつかお雛様が欲しい」との独り言を思い出して時節柄「間に合えば・・」と、プレゼントとして購入。自身が不在の間に品物は届いており、リビングのカウンターに飾られて「絶対に汚さない様に大切に・・」と話すそばから私が食後の器を置くと「コラ！ラーメンの汁なんか飛ばしたらただじゃ置かないからね！！」、「いや・・すみません（買ったのオレだよね↓）」げに難しいのは乙女のココロなり、今は私から離してガラステーブルに鎮座。既に高齢者の域ではありますが「可愛い、可愛い」と、大変な喜び様でした。良かった点：価格以上の作りと内容の良さ。そして何よりそれ以上に贈った相手が喜んでくれたこと。悪かった点：𠮟られて自分の事業所に座り、このレビューを書きながら「自分も女の子が欲しかったなぁ・・」と部屋の片隅でまた一人｛ウル目｝な今の時間。

品質：良い、見やすさ：非常に良い

夏には敬遠気味の革ベルトの時計・・冬場になると汗でベタつく事も防水機能も気にせず仕事中も楽しむことが出来、毎年のように病気再発です。古いオメガやシャフハウゼンは現在、お蔵入り中で「リーズナブルな価格で普段、気にせずに使える＋ずっと興味があった焼き（これは染めか塗りだと思います、焼きではありません)の綺麗なブルーの針＋38mm径まで」として購入し、重宝しております。昔を知る者なら今やセイコー参加に在るオリエント、消費者側の方がコスト面を心配してしまうほど「昔の一生懸命な作り」が好印象です。高価な時計自慢も自身は異議までは申しませんが、この誠実な時計作りには頭が下がります。老眼のわが身にも視認性・「普通にそこに在る」楚々としたスタンスも気に入っています。これは派手な方に振らず薄目のプレーンカーフ革で使用。＋20sec以上/dayと良くも悪くもマイナス調子よりは良いんですが、元気すぎますね。