有名な小説なので、いつか読みたいと思ってましたが、コロナの巣籠もりでも一気に8冊読みました。歴史の教科書では取り上げられない明治時代の雰囲気や日露戦争の過酷さを、3人の主人公を通じて感じることが出来ました。

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高級住宅街に住む様々な家族が抱える闇の部分が描かれた作品であったが、章毎に時系列が重なっていたり微妙に前後していたため、通勤電車で15分ずつ読み進める際に少々混乱してました。

湊さんの作品には、故郷の因島を思い浮かべるエピソードやヒロインの出身地だったりという形で登場することがありますが、本作品は瀬戸内に浮かぶ島そのものが主役だった気がします。