前半筆者の紹介経歴で証券業界・証券マンの実態。よく聞く、営業員は購入者に有益な商品ではなく営業員（会社）が儲かる商品を売るプロと言う内情が書かれています。私も投資初心者のころ実店舗で商品を購入、投資知識も無く勧められた商品が良い物だと信じていくつか買っていました。投資スタイルが確立していない人や決断ができない人はうまく儲けられないと言うのは確かに知識・経験の積み重ねを必要としますね。自称株オタクの著者の有望株の見極め方はファンダメンタル重視し展示会などに出向いて勢いのある会社を見つける。経営者の出席する株主総会などでの業績説明・熱意などを感じ取る方法との事。地方に住むものとしてネットで決算説明会を配信している会社は経営者が見られるだけでもありがたいと言うところですかね

第1章・オマハの賢人バフェット氏(バークシャー・ハザウェイ社)の動向が主に書かれています。嘗てバフェット氏から見た日本株は「道端に棄てられたタバコの吸い殻にも値しない」と言う表現・評価にはそこまで酷いのか？とびっくりしますね。近年商社株を購入して日本株の見直したのもバフェット氏なのですが、米国株を長期投資・保有のつもりで購入するものの、かなりの割合でその後売却している、米国株投資への難しさが解かる内容です。第2章投資信託の課題・インデックスかアクティブか？日本及び海外でも単年ならアクティブ〇、長期ではインデックスに負けるようです。その他、著者の様な研究者でないと知りえない数々データーは株式市場の現状の姿がなんとなく見えてきます

日本株はバブルではないとは妙なタイトルではあるけど、著者が有名なファンドマネージャーでありレオスキャピタルワークスの最高運用責任者の藤野英人さん、面白そうでは？と購入してみました。2015年の作品でありますが、アベノミクスアベノミクス新3本の矢＝伊藤レポート・スチュワードシップコード・コーポレートガバナンスコードについては全く知らない事ばかりでたいへん勉強になりました。この3本の矢が日本企業の体質変化・証券業界、機関投資家の責任・株主の権利、平等性等々改善が進んでいるのがわかりました

2016年の書籍でありますが、筆者は10年後、世界は驚く程変わっていると予想しています。ネット証券会社の台頭により投資環境も整い投資しやすくなった。新NISA等の制度も来年から使用でき理想的な運用が出来そう。株・投資信託に無関心だった人達も、金融リテラシーが上向いてきていると感じます。10年後が不透明だからこそ投資をする。投資をする事で経済を知り、投資すべき企業を知り、少しずつ未来が、見える様になる。不透明な１０年後を見据えて、それでも投資する人が手に入れるものは未来と希望かな

何十年か前の換気扇のモーター軸受けにガタが発生し回らない時がある為購入しました。当初はモーターだけ交換の予定でしたが、モーターの大きさ・取付が違う為、換気扇全体を交換する方針に変更。それでは換気扇はどの様に固定されているのか調べると上側の手回しボルト2本のみ。やってみると全体交換の方が以外と簡単でした。ファンの回転音もガタが発生していたものと比較すればすごく静かになりました。気になる点としてはモーター以外は全部樹脂なので耐久性は？です（耐用年数は8年と明記されていました）

書籍名に暴落を買え!とあるので、そう言う内容がメインなのかな？と思ったのですが、全く違っていました。ネット証券で株式に投資すればだれもが資本家になれる良き時代。確かに私もそう思います。お金を大切に積立貯蓄、給料が上がればさらに積み増し、良き株式をたくさん購入する。良き株式を見極めるのには勉強が必要ですけどね。書籍内にインデックス投資・短期売買では資産家になれないとありますが、インデックスあるいはアクティブ投資で多くの人がある程度の富は築けると私は信じて投資をしています

少し前の著書ですが現在も参考になる相場を予測する判断基準や思考が書かれた作品です。2021年ですが相場の確度の高いメインシナリオ、超楽観シナリオ、超悲観シナリオ、を作成してそのシナリオを確率で組み合わせ日経平均株価などを予想しているのが目新しくおもしろかったです。メインシナリオを支える世界の経済指標、グラフを根拠として説明もされています。ここ数十年で日本企業は為替変動の円高円安にも強く、近年の円安は追い風になるだろうと予測されています。大局を読むのには良い著書です

エミンさんのようなバックグランドを持つ人から見た世界情勢は・米中冷戦対立・中東の地政学リスクがわかり易く解説されていてたいへん勉強になります。国内情勢・株式相場も過去に何十年単位での上昇・下落相場があった事は、歴史は繰り返すものだなと思い知らされます。そして2014年頃から上昇相場に入って10年、不安になりながらも20年近く株に投資していたものとして、自分の選択は正しいものだっとのだと、安心しつつ感慨深く読ませて頂きました

こちらの書籍の中期投資の要約は、すでに選定されている市況関連株50銘柄より①将来の予測は不要 ②予測ではなく事実の観察重視 ③徹底した順張り ④投資尺度は用いない ⑤分散投資はしない 方針で3ヶ月を基準に利確すると言う内容でした。特に②③が重要で素材や製品市況のデーターを新聞などから毎日拾いグラフを作ったうえで、先の50銘柄内の上がりそうな銘柄に投資をする良い方法なのですが、逆張り、ほったらかし投資法の私には難しいと感じます

表題にアマノミクス的蓄財術とありますが、具体的にこの不動産・投資、又はギャンブルで上手くいった、ちょっとしくじったと言うエピソードも無く残念。書籍内の題目でアベノミクスVSアマノミスと言うからにはマネー芸人・天野っち、なりの方針方法があるのか？期待しましたが、特筆する事もなく一般人なみの金融リテラシー、内容的にはエッセイです