10両のF03編成と5両のF53編成を模型化しています。スロットレスモーター採用と先頭車のカプラーがフックなし密連仕様になった以外は以前発売された製品と殆ど変更がないと思われます。どちらの編成にも動力車がありそれぞれ単独でも運転することが可能です。10両編成の方は3号車に5両編成の方は13号車（5両編成中のちょうど真ん中）に動力車がセットされています。併結運転を考慮しているようで付属編成である5両編成の動力車には車輪にゴムタイヤがセットされていません。先頭車同士の連結時には連結器を引き出して（台車側から突起を押し出す）から連結するよう指示されていますが、連結するときは先頭車同士を押し付けるため連結器が収納状態になってしまいます。そのまま運転すると脱線することがあるので連結後車体同士を軽く引っ張って左右にカプラーが動くことを確認してから運転したほうが良いようです。おまけのヘッドマークは無地の台座にシールを貼るタイプで車体への取付には両面テープが必要になります。

コキ100・101は4両で1ユニットを構成しているコンテナ列車です。本製品は12両なので3ユニットが入っています。車番は印刷済みでコキ100-37/38、101-37/38、100-87/88、101-87/88、100-109/110、101-109/110となっています。付属品は終端につける赤色反射板のみです。ユニットの両端が手すり付きになるように「コキ101-37+コキ100-37+コキ100-38+コキ101-38」と組んでこれで1ユニットとなります。東海道本線などで活躍している26両編成のコンテナ列車を組成する場合はコキ100・101やコキ102・103の4両ユニット車とコキ104、コキ106、コキ107などの単車を組み合わせることになります。実車は運送会社が貸切って運用するブロックトレインと呼ばれるコンテナ列車（西濃運輸のカンガルーライナーなど）に充てられることが多いようです。コンテナは付属していないのでお好みのコンテナを乗せてください。

東武鉄道で運用されている機関車を模型化しています。以前同じ機番で真岡鉄道仕様が発売されていましたが実機が真岡鉄道から東武鉄道に移籍したために真岡鉄道仕様の模型は絶版になりました。真岡版との違いは動力ユニットの変更とキャブ後方に設置された東武鉄道用無線アンテナが設置されたのが大きな変更点です。細かく見ると金の飾り帯の有無とか運転室窓の開閉状態などの違いがあります。特定号機ですがナンバープレートは別部品でユーザーが取り付ける必要があります。同様に増設された東武鉄道用無線アンテナもユーザーが取り付けるようになっています。ヘッドマーク取付台座は車体に取付済みですが実機の物とは構造が全く異なり、かなり大きくヘッドマークなしではリアリティーに欠けます。この機関車は営業運転時は常にヘッドマークを掲げているので模型の方も常にヘッドマークを取り付けることが前提となっているようです。

ネジの頭が傷ついているとか錆があるとか海外製品ならではの雑な仕上げが色々と気になりますが雰囲気はいいと思います。鞘はスチールプレス製で黒染め仕上げ。着剣機構部もスチール製（磁石が付きます）のようです。ブレード（刃）は真鍮製に黒の塗装仕上げのようです。鞘に納めてる状態はかなり良いのですが鞘から引き抜いてみると…刀というより木刀というか棒のような…。塗装が厚ぼったくエッジが無いのが今一つです。着剣機構部の溝を加工しないとトイガンには付かないようですが、私が保有しているタナカ製モデルガンの三八式歩兵銃には無加工で着剣できました。因みにKTWの三八式騎銃は銃口部分が入りませんでした。真鍮製の刃なので簡単に曲がってしまいますから取り扱いにはご注意ください。

Y7編成とY8編成を模型化しています。モーターはY8編成側のモハ273-108に付いています。細かい表記類も奇麗に印刷されています。付属品は行先表示板用のシール、併結時の貫通扉を解放した状態のパーツ一式、連結器用電連パーツです。貫通扉を解放状態にするには一度車体を分解して組み込むのでかなり面倒です。一度組んだら元に戻すのが面倒でそのままになりそうです。2編成を連結運転するために使うクモハ273-7とクモロハ272-8の運転室側連結器は電連部が別パーツになっています。付けた方がリアルですが連結時に紛失する場合もあります。また走行する線路状態によっては支障になる場合もあるので8両編成にして走行する場合は無くても良いかもしれません。

JR西日本所属のW8編成を模型化しています。増結セットは全て中間車で2号車、3号車、4号車、5号車、9号車、10号車の6両が入っています。基本セットと同じく車番などの細かい表記は印刷済みです。増結セットにはモーター車の設定は有りません。パワフルなモーターなので基本セットのモーター車1台で12両編成の車両を難なく走行させることが出来ます。ブックケースは基本と増結に分けて6両ずつ納めますが、1号車から12号車まで順番に並べて収めることも可能です。その場合基本セットのケースに1号車～6号車、増結セットのケースに7号車～12号車を収納すると上手く収まります。取扱説明書と行先シールは基本セットと同じものが入っていました。

BB弾の発射と同時に空の薬莢が排出されるというのが売りのトイガン。その動作に感動したものの暫くするとフルストロークしないスライド、トリガーがダブルアクションではないなど色々気になり始めます。何よりも一番幻滅するのは9ミリパラベラム弾に見えない小さな薬莢（22口径リムファイヤー弾みたい）です。ガスタンクの容量や作動を考えた結果なのですが…もう少し何とかならなかったのかと残念に思う部分です。ガス圧が低くなるとスライドストップが利かなくなります。稀に弾詰まり（BB弾が薬莢内に残ったまま発射しない）ということも起きます。ガス充填量を調整し（ガスを入れすぎない）マガジンを良く温めて使うと問題ないようです。

巨大な機関車なので今まで発売された中で最大級のパッケージサイズです。HOゲージの日本型機関車なら入りそうな大きさ。同スケールの新幹線N700系と比べると機関車本体部分（炭水車除く）とN700系の先頭車がほぼ同じ長さ。高さは1.5倍ほどあり実機の巨大さを感じることができます。カーブ最小通過半径２８２ミリということで意外と小回りが利きますがあまり急なカーブはこの機関車には似合いません。パッケージに日本語表記が無く取扱説明書もほとんど英語というのがある意味新鮮。付属品は重連カプラーとカプラー自動開放用のトリップピンのみというシンプルな構成。大きな車体ですが配管類も細かく精密感は中々の物です。