「私、母親向いていない」それでも子育てを諦めたくない。 松尾直子／著 育児エッセーの本

今まで子育て本をたくさん読んできましたが、私の子育ては試練の連続でした。何を学んでも心から子どもを受容してあげることができず、いつもこんな母親で申し訳ないと子どもに対して罪悪感を持って生きてきました。 本書ではたくさんの母親たちが子育てにおいて陥りやすい問題をカテゴリー別に詳しくわかりやすく説明してくれています。 同じ悩みを抱えてきたであろう著者の問いかけが随所で感じられて救われる気がしました。 具体的に解決策を提示してくださっていて、ずっとこんがらがっていた脳内が整理された気がします。 この本を読んで、生まれて初めて自分の根本原因てこういうことだったのだなと気づけたような気がします。 こういう書籍に早く出会いたかったなという思いはありますが、私自身が今をどう生きるかが肝心なのだろうと思えます。 何度も読み返して今後の人生に役立てたいと思います。

子育てで悩んだ時に何度か子育て本を手にしたことはありますが、読んだ直後は気持ちが落ち着くけれど結局はまた後戻り。 そのうち本を読むたびに書かれていることができない自分を責められているように感じて、それ以来子育て本と呼ばれる物を手にとることをやめました。 なぜ私が今までこんなにも子育てを苦しいと感じていたのか、本を読んでも責められているように感じてしまったのか、この本にはその全てが書かれているように感じました。 もっと早くこの本に出会えていたら､､､と思ったりもしますが、今からでも親子関係を修復できる、人は変われるということを知ることができたので、何度も何度も読み返していきたいと思います。 たくさんの子育て本を読んでも変われなかった方、子育てがただただ苦しいと感じる方にはぜひ一度読んでほしい一冊です。