どんがら　トヨタエンジニアの反骨 清武英利／著 ノンフィクション書籍その他

トヨタのエンジニア（車両開発チーフエンジニア）が赤裸々に語る新型車開発の裏側ストーリーです。実在の会社内の、実在の人物名や車内でしか通用しない専門用語が飛び交い、臨場感が半端無く伝わってきます。内情を知らない人から見ると、どこまでが真実か疑いたくなることもあるかと思いますが、内情を知っている私からみると、誇張している部分もあるかもしれませんが全体の90％以上は事実ではないかと思います。クルマの開発者やその家族が、いかに大変で苦しい思いをしながらも達成感と喜びを持って新型車を世に出しているかを、これを読んだ若い人たちが感じとり、憧れて、この人達の後に続きたいと思ってくれたら嬉しいですね。

全348ページ、各ページ字もびっしりの大作。取材に基づいた事実に基づいた内容と後書きに書かれていました。他メーカーでチーフエンジニアをやっているので、トヨタがどのように開発を統括しているのか楽しみながら読み進めます。

予想通りのリアルな話。 めちゃくちゃ面白い。身近な方が登場するなど車業界がこれからどのような車を開発するのか楽しみ。是非、読んでみてください。

いろいろ話したいのですが、うっかりするとネタバレになりかねないので、レビュー投稿は自粛しておきます。悪しからず。