カジュアルからドレスアップまでのメンズシャツ （カジュアルからドレスアップまでの） 杉本善英／著 和裁の本

素敵な本です。どのシャツも清潔感があって品のよい雰囲気で、 こだわってはいても、いかにもな手作り感や「人と違って目立ちたい」は狙っていない点が素晴らしく有難いです。 女性服もこういうのが欲しいです。 　※パターンM・Oは文化出版のサイトに訂正あり、要注意 ふだんシャツを着ない洋裁2年生としては、手順の前提が分からず苦戦する場面もありましたが、 手持ちのシャツと見比べながら、なんとか完成にこぎつけました。 手間はかかりましたが既製品のようにかっこいいシルエットに仕上がり、とても満足です。 1回分かれば難しくはないので、これから色んな柄で作ってみたいです。 手順以外では、 体格の違う男性4人が同じLサイズを着た比較モデルがあったことで 事前にイメージしやすく安心して作れたのと（著者の男性はやはりシャツが似合っていて素敵ですね）、 シャツの歴史やボタン選びなどに触れたミニコラムも面白かったです。 遠い昔に洋裁を習った母に言わせると「接着芯は裏に貼った方がいい」？とのことなのですが、 こちらでは表指定なので、そういったシャツ制作のこだわりをぜひもっと伺いたかったです。

オーソドックスなシャツとジャケットのデザインがとても良かったです。説明は初心者向きではないようで少し分かりにくかったです。 女性も着られるSサイズがあるのも魅力でしたが、165㎝くらいないと無理そうです。

近くの書店では探せなかったので良かったです。