馬鹿と嘘の弓 （講談社ノベルス　モＦ－５４） 森博嗣／著 講談社ノベルズの本

森作品でも上位に入る加部谷が出てくるなんて、おもしろくないわけがない！そこに小川まで！椙田の名前が出てくるだけでワクワクします。 加部谷は海月以外にも何か恋愛絡みで悲しいことがあったんでしょうか。学生時代から見守っている身としては、心配になってしまいます。 公務員をしていた加部谷が探偵をしているのもたまりません。 物語としては好き嫌いあるかもしれません。 頭の中だけならそういうことを考えてしまう人はいると思うし、映画やドラマでも出てくる、よくある考え方ではあると思う。実際に近いことをやって、捕まっているニュースも聞いたことがある。 実際にやってしまう人と、思いとどまれる人の違いはなんだろうな、と考えた。周りから情報が入ってくる環境や話ができる人がいるかどうか？本人の思いの強さ？若さなのか、持って生まれた性格なのか、わからないけれど、加部谷を思うと、すごく苦しくなった。最後はあぁ、やめて、と思いながら読み進めた。 続編が気になる所。加部谷をもっと見たい。西野園と一緒にいた時より、惹きつけられる人物になっている。

本屋が近くにないので仕方がないのですが、迅速な対応で商品が届くので非常に助かっています。今後も利用したいと思います。