ヒプノシス　ロック名盤デザイン秘話 オーブリー・パウエル／著　島田陽子／訳 ロック理論、評論の本

元Hipgnosisの写真家・Aubrey Powellの回顧録。Syd Barrettとの出会いからHipgnosisが手掛けたアートワークの話まで。Hipgnosisの日本語翻訳書籍は、私が知る限りこれで4冊目。172×263mmのB5判に近いハードカバー（上製本）の変形判。花布は茶色、しおりは黄色。ブックデザインも含め、イギリスオリジナル版を踏襲したものだろう。 カバーや帯はなく、手触りが柔らかでマットな特殊紙を使用した表紙。タイトルはエンボス加工してある。表紙のアートワークは、PINK FLOYD / Animalsのジャケット・アートワークでも使われた南西ロンドンにあるバタシー発電所の写真。Animalsで使用されなかった素材写真だろうか。見返しは表紙の青の補色であるオレンジ色。片ページが画像、片ページが文章という基本的な構成が続く。 ビジュアル・アーティストなので、今までの書籍は画像中心だったが、今回は画像は少なく読み物が中心となっている。内容に対して価格が割高だと思うが、日本語翻訳版は2000部限定なので、興味のある人は早めに手に入れておいたほうが良いだろう。

早い対応、ありがとうございました。信頼できるお店です。また機会ありましたら、是非よろしくお願いします。