梅安冬時雨　新装版 （講談社文庫　仕掛人・藤枝梅安　７） 池波正太郎／〔著〕 講談社文庫の本

ついに最終巻。作者急逝により未完となったそうで残念な気はしますが、楽しませていただき 感謝です。今の世の中では、こうした時代物は、おそらく人気のないジャンルなのでしょうけど、 人間描写のうまさ、社会の歪を認識させられる貴重な書物と思います。 最近の書物は、自己主張の強いものが多く、共感性を持てる物もありますが、一方違和感を感じる物も少なくありません。 正太郎さんは、鼻につかない。

梅安が映画化されるとのことであらためて読み直しです。単行本はすでに状態のよいものが少なく、できるだけきれいなものをと文庫本にしました。また、「新装版」は過去の刊行にくらべて、文字が大きめに印刷されており読みやすかったです。ちなみに、この巻が最終巻ですが、作者死去のため物語未完になってしまったのが残念です。

鬼平犯科帳、剣客商売と合わせて池波さんの3代作品と言われてるので、読んでいます。それぞれ甲乙つけ難く面白いです。細かいところでつながりがあったりして飽きることなく、一気読みさしてしまいました。

池波正太郎の絶筆となる作品で読者としても、この後を創造してたのしんでいます。

中古文庫本ながらとてもきれいでしたので清潔感がありました

梅安シリーズが揃いました。ありがとうございました。

無事届きました。この度はありがとうございました。