保守主義とは何か　反フランス革命から現代日本まで （中公新書　２３７８） 宇野重規／著 中公新書の本

■著者が扱っているメインテーマ 保守主義についての共通の理解や定義とは何か？ ■筆者が最も伝えたかったメッセージ 進歩が望めない時代だからこそ、前に進むために築き上げてきた社会の仕組み、伝統から知恵を導き出す必要がある。 ■学んだことは何か 保守主義にあるのは、過去から引き継いできた相続財産を次世代へ受け渡すこと。現代は保守主義に対抗する進歩主義が望まれない時代なので、保守主義の精神から学ぶ必要がある。

自分で理解している保守の定義の系統がわかりました。国の違いや同じ国でも時代により、その理解されている定義が変わっている。対応するものが現れてはじめて保守の立場が決まると理解しています。そうであれば、自分の寄って立つ政治秩序はどのようなものを志向するのか考えたい。