「脳コワさん」支援ガイド （シリーズケアをひらく） 鈴木大介／著 看護学の本その他

高次脳機能障害について当事者が体験し言葉で表現したものは少ない。この書は劣位半球症状を抱えながら環境調整によって職場復帰を果たしてゆく過程が見事に描かれており、その時々の問題や不満、支援者の対応などから対応や関わりの仕方を本人目線で訴えているものです。いろいろなタイプの障害を持った方がいますが本書は支援者にとって、また援助しようとするものにとって良い参考書と思います。

今こそおススメ！ 特に支援者の方に、もちろん当事者の方も読んでいただきたい名著です。コロナ後遺症のブレインフォグなど脳機能に不具合が続いて困っている方にも非常に役立つ内容と思います。 人はいつ、病気やケガなどで万全ではない体になるかわかりません。お互いを理解して過ごすことで、結果的に全体の生産性が高まる事にもなると思います。 全国民に読んでもらいたいなあ。

「脳に障害」を負った人の特徴が具体的によく分かる本である。著者自身が当事者になり気付い点を言語化してまとめ、イラストを加えているので一層理解しやすくなっている。専門家による通り一遍のガイド本にない斬新さがある。支援者にも多くの当事者にも役立つ本だ。

筆者が高次脳機能障害者の当事者であり、高次脳機能障害によって日常の生活で困っていること、障害に対する工夫など、当事者ならではの視点でまとめられており、しかもわかりやすく書かれているので大変勉強になります。

専門書のジャンルに入っていますが、一般の方でも大変読みやすい本です。臨床ですぐに役立つ内容であり、高次脳機能障害に限らず、全ての脳神経障害、精神障害、認知症等への対応に普遍的に共通する内容です。

ぜひ当事者とご家族と復帰先の会社に渡して、皆で共有してわかりあえる様な環境になって欲しいと思いました。 いつ、誰の身におきるかわからない病状を、理解する為に大事な1冊になると思います。

脳由来の症状を障害や疾患の区別なく、脳コワさんというカテゴリで見ようという提案。たしかにもともとの障害や精神疾患がなくとも別の病気の症状で同じ状態になるというのはありそうです。

9年前ほどに交通事故にあい、高次脳機能障害を患いました。見えない障害に苦しむ中、この本から色々なことを学べ、前に進む気持ちになれました。

以前から読んでみたくて購入してみました。とてもわかりやすくて面白かったので、本を購入して良かったです。

まさに脳コワさんの私にピッタリです。 脳外科コワなのですが 分かりやすく書いてあります。 勉強になりますよ