亡命ロシア料理　新装版 ピョートル・ワイリ／著　アレクサンドル・ゲニス／著　沼野充義／訳　北川和美／訳　守屋愛／訳 料理エッセー本

こちらは「ソ連から亡命してアメリカにやってきたロシア人の文芸批評家が、アメリカの不味いジャンクフードを罵倒しながら、故郷の味を懐かしみ、本物のロシア料理の作り方を読者に伝授すると同時に、ロシアとアメリカの両者を視野に入れた文明批評を行った本」です。美味しい料理が次々に登場し、食べたくなること請け合いです。但し、文中にあるレシピはざっくりしたもので、レシピ本ではありませんから、料理を作るなら、料理名を手がかりにレシピをネットで探した方が無難かも。

帰れ鶏肉へ、のレシピがTwitterにて掲載され、実際に作ってみたところ美味しかったので買ってみました。 レシピというより、エッセイに近いものなのですが独特の言い回しが素敵で、最期まで楽しく読ませていただきました。

Twitterでバズっている、帰れ鶏肉へ、を作りたくて購入。レシピ本ではなくエッセイだが、数々の郷愁漂うロシア料理の描写によだれが。どれも作ってみたくなる。