墜落遺体　御巣鷹山の日航機１２３便 （講談社＋α文庫） 飯塚訓／〔著〕 講談社＋α文庫の本

読むには、まず気分を落ち着かせてから…生半可な気持ちで読めるような一冊ではありません。内容は凄まじく、読むほどに悲しく悔しくなる。そして遺体の処理に当たられた関係者の方の壮絶な苦労のおかげで、少し救われた気持ちになりました。これほどまでに凄惨で悲しみの伝わる本はそんなにはないと思います。多くの人に読んでもらいたい良書です。

山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』を読んで、さらに当時のことを知りたいと思いこちらを購入しました。 当時高校3年でしたが、事故を知らせる最初のニュース速報も覚えています。 本を読んで最前線で働いておられた方々の手記を読み、事故に遭われた方やその関係者の思いを少し共有できるような気がしました。

綺麗な商品にて、気持ちよく読めました。

読み応えのある素晴らしい作品でした。