ルワンダ中央銀行総裁日記 （中公新書　２９０） （増補版） 服部正也／著 中公新書の本

昭和40年前後の携帯はおろか、パソコンもネットもない時代にアフリカに駐在、一国の中央銀行総裁として国の財政政策をはじめ多くの金融政策を作っていく物語は山崎豊子の小説シリーズのノンフィクション版とも言える。作家ではない人の記述なのでそこは小説には敵わないと思いきや、実話である事のリアリティが表現の簡素さを補って余りある。同時に高度経済成長期の日本人の働き方や労働に対する考え方なども透けて見える所も興味深い。

以前から書名は知っていましたが、本屋の店頭で突然売れ筋になった旨の表示を見て、即決購入しました。今は、本書をこれまで読まずに来たことへの反省と、ぶれない信念と柔軟な政策立案プロセスに対する感服の念で、暫し読後の余韻に浸っています。一人の人間だけで大きなプロジェクト全てをやることは出来ませんが、出来ないと思われることが一人の人間によって出来るようになる、人間の可能性に対する信頼を呼び起こしてくれる名著です。

筆者がこれでもかと実施した施策がそれぞれ簡潔に述べられていて、テンポ良く、読み進められました。わかっていても言わない。タイミングを伺うなど外交力も相当なんだなと感じ、物事を進める際の勘所など参考になった

数年前に一度読んだことがあり、印象に残っていたので再読しました。 激動の時代を躍動感を持って仕事をした筆者、こんな経験や生き方が出来たら、素晴らしい一生だと思います。

かなり古い本で、時代も昔ですが、日本からルワンダに赴任して、こんな重責を担った方がいたと思うと尊敬します。中央銀行の話ですが、中身は理解しやすかったです。

迅速に対応して頂きありがとうございます　本はとても面白かったです。どうしようか迷っている方がいらっしゃいましたら是非おすすめします

こんな日本人がいたこと、誇りに感じました。 こんな領域に至っている日本人は今もいるのだろうか…と、同時に思ったほどです。

ツイッターでも話題になっている本ですが、文章そのものは平易に書かれていながら内容はかなり読みごたえがありました。

少し昔の話になりますが、ルワンダにおける銀行の取り組みを、非常に丁寧に書いている良作で、大変楽しく読みました。

現地にいて見たままの事実を平明な語り口で描かれているので読み応えがあります。 何より増刷数がすごいです。